薬王寺の癒し

春は桜、夏は蛍、秋は紅葉と四季折々の自然が豊かな山里に、ひっそりとたたずむ湯殿「薬王寺の湯」。 のんびりとお湯につかって、日頃の疲れを癒やしませんか。


薬王寺霊泉の伝説

昔、この地に鬼王、京王という名の2人の子どもを連れた侍がたどり着きました。実はこの侍、清和天皇の子孫で、悪人のはかりごとにより都を追われてきたのです。侍は里人の優しさに感銘を受け、この地に住みつくことになりました。

あるとき、侍は急な病により床に伏してしまいました。すると、日頃から信仰している薬師如来が夢に現れ、「この山里の谷川に薬水を流す。これを浴びるもよし、飲むもよし。必ず病は癒えるだろう」とのお告げが。早速お告げのとおりにしてみると、みるみるうちに病が癒え、すっかり元気になったのです。

その後、侍は出家し、各地を修行して巡りました。そして、再びこの地に戻り小さなお寺を建て、薬の里にちなんで「薬王寺」と名づけたそうです。


薬王寺鉱泉発祥の由来

王寺鉱泉は1918(大正7)年、福岡県嘉穂郡出身の古書神学の研究家、清水大晃により発見されました。
信仰深かった清水は、古書にある「筑紫の不老不衰の薬泉を以もって難病業者に実験し効験顕著なりき」という記述を研究するうち、薬師如来のお告げにより、発見に至ったとされています。

施設の紹介

日帰り温泉「家族の湯 山の音(やまのおと)」

平成15年に新規堀削された地下1000メートルより湧出する天然温泉が自慢。
お肌すべすべの美肌の湯で、ゆったりとした気分で疲れた体をほぐしてくれます。
全4室の貸切風呂で、利用ごとに湯を入れ替えるため、衛生的にも安心です。
車椅子での入場も可能。
入浴は来場受付順になります。(※予約不可)


 📍 古賀市薬王寺95


旅館「鬼王荘(おにおうそう)」

緑の山々に囲まれ、野鳥の声や川のせせらぎが心地よい癒やしの宿です。
採れたての新鮮野菜を使った体に優しい料理と、心からのおもてなしでお出迎えしてくれるアットホームな旅館です。
古賀の郷土料理の鶏すきは自慢の一品。薬王寺の里山が見えるお風呂はおすすめで、立ち寄り湯もできます。


 📍 古賀市薬王寺81
🔍詳しくは、施設のウェブサイトをご確認ください。



  

薬王寺の湯「偕楽荘(かいらくそう)」

多数の効能を持つ漢方励明薬湯をはじめ、露天風呂やジェットバス、サウナなどのお風呂が楽しめます。
露天風呂では季節ごとに「バラ風呂」「ゆず風呂」などのイベント湯も行っています。
また、お風呂の間に休憩できる仮眠室や産直コーナーを設けたラウンジなど、ゆっくりと過ごすことができる空間になっています。


 📍 古賀市薬王寺381
🔍詳しくは、施設のウェブサイトをご確認ください。